マルチコプターは楽しいが小型で安価な200g以下のものだと外で飛ばそうとしても風に流されてしまい思うように飛ばせず、高級機だと安定して飛ばせるが5万以上と高額だし重量も1kg以上と規制にかかってしまい(政治的に)思うように飛ばせない。
マルチコプターは次々新製品が登場し小型軽量ながら高性能で安定して飛ばせるものが出てきており、今後もどんどん良い物が出てくるであろうが、現時点ではHubsan X4 Desire H502Eが一番お手軽に外で楽しめるモデルになっている。飛ばしやすい理由として
- 200g以下でドローンの航空規制対象外
- 国内ではG Forceが技適認証済みのものを販売している
- GPS搭載で高度と位置を自動的に調整してくれる
規制等無視すれば中華から安価な重装備ドローンを購入し飛ばせば良いのだが、万一航空法や電波法違反で捕まった場合の代償は大きい。
Hubsan H502Eは200g以下で規制対象外でありながらGPSによる位置機能を搭載しているため、多少風が吹いていても勝手に位置を調整してくれる、安心して飛ばせるマルチコプターなのである。コントローラーに液晶画面が付いてFPVも楽しめる魅力的なH502Sモデルもあるのだが、残念ながらこちらは電波法に引っかかってしまう。国内でもドローン専用の周波数帯を割り当てるとの動きがある様なので、H502Sの様なFPVモデルも気軽に購入し楽しめる様になる事を期待しているのだが・・・。
Hubsan X4 Desire H502E GPS & カメラ搭載 4GB MicroSD付属 [日本正規品]
(Amazonでもジーフォース以外の安価H502Eは販売されているがジーフォース以外は技適無しなので注意)
前置きが長くなってしまったが、外で空撮を気軽に楽しめるHubsan H502Eであるが、カメラは前方固定となっているためやや下向きに風景を撮影したい場合、カメラを追加する必要がある。とはいえ、本体が155gと軽量なため、あまり重いカメラを付けると飛行に影響が出たりバッテリーの持ちに影響がでてしまう。
そこで、前回記事にした小型ビデオカメラSQ8である。
このままH502Eに取り付けても動くとは思うが、より使い易く改造を加える。
まず、メタル製の重いガワを外すため中身を取り出す。上部のネジ1本外すだけでカバーが開き、基板固定ネジ2本を外せば中身は取り出せる。
3Dプリンターで新しいガワを作成、マルチコプターに取り付けた際に45度下向きになる様後ろ側のカバーを作成した。
micro SD、USBポート、各ボタンアクセス可能。
重さも28gから11.5 gと半分以下になった。
ボタンがこのままだと押しにくいので、光で固まるプラスチックBluefixxでボタンを盛り上げた。前面ガワと後部ガワもこれで接着している。
Blufixx(ブルーフィックス) 液体プラスチック スターターキット 破損/キズ等の補修・修理 【木質・金属・水廻り・石材・PVC】 [並行輸入品]
透明樹脂を使用したので状態表示のLEDも綺麗に見える。
このままカメラをHubsan腹に付けるとマルチコプターが自立しなくなるので、脚も作成。これ用に空いている様に見える本体脚の穴にはめ込む形に作成した。糊付け無しに挿しこむだけで脱着可能。
カメラは両面テープで固定し、完成。
カメラはマルチコプターに取り付けたままカード抜差し、充電、ボタン操作可能。
これで本体カメラによる前方と、斜め下の空撮が可能となった。まだ実戦投入はしていないが・・・。200gで規制外とはいえ過去の事件のおかげでどこでも、とはなかなかいかないので人目を気にせず空撮を試せる所を探す所から始めようと思う。
3Dプリンターは昨年春に組んだ中華デルタプリンターが活躍している。結構頻繁に稼働し、生活周りの便利な物を生み出してくれている。
今回作成したSQ8のガワとHubsan脚はthingiverseにアップロードしておいたのでご自由に。
http://www.thingiverse.com/thing:1863288
初めまして。
なかなか興味深い改造をされていたのでコメントさせていただきました。
3Dプリンターで作成した脚に興味があるのですが、もし脚の作成を依頼して送付してもらうとしたらいくらかかるでしょうか?