かなり昔に購入したChuwi Hi8と言うAndroidとWindowsのデュアルブートのタブレットを持っているが、ストレージ容量が32GBしかなくAndroidは古いしWindowsはAndroidと共存してると容量不足でアップデートが出来ないし、と言う事でWindows 10のみの状態にしている。ちょうど良いサイズや軽量な点が気にっているがタブレット端末をWindows OSで使うのはやや快適さに欠ける。
最近古いPCを活用できるChrome OS Flexが話題になっているので、試しにChrome OS Flexを動かしてみた。インストールせずにUSBメモリからLive OSとして動かせるらしいので、様子見としてUSBメモリから動かしてみた。
Chrome OS Flexを動かすUSBメモリの作成は公式サイトを見ればすぐに出来る。簡単に説明すると、USBメモリを準備してChromeブラウザに拡張機能をインストールして、USBメモリにChrome OS Flexをインストール。
https://support.google.com/chromeosflex/answer/11541904?hl=ja&ref_topic=11551271
最初の難関はChuwi Hi8をUSBメモリからブートする様にする事。Chuwi Hi8は充電兼ホストUSBとして兼用のmicroB USB口が一つあるだけ。最初Buffaloのmicro USBに繋いで充電も出来るタイプのUSB Hubを使い、キーボードとUSBメモリを繋いでやってみたがBIOS画面に上手く入れず。
起動時BIOS起動画面でESCキーを押すとBIOS画面に入れるのだが、何度試しても入れない。HUBの相性が悪かった様で、過去に購入したPocketgamesのmicro USB OTGアダプターとよくあるUSB 2.0のUSB Hubの組み合わせで上手く動く様になった。
Windowsが動く場合、Windows起動後更新とセキュリティの回復メニューからPCの起動をカスタマイズするを選択し、その後に出るメニューからUEFIの起動やUSBメモリからの起動を選択する事も出来る。
次の難関はChrome OS Flex画面から進むかどうか。最初SonyのUSBメモリを使用して試していた所、黒画面に白のChrome OS Flexの起動ロゴから進まない、Chrome OS Flexの起動ロゴが出た後すぐに再起動してしまう言う症状が出た。
SandiskのUSBメモリ等USBメモリの相性もあるらしく、Transcendの32GB USBメモリにしてみた所上手く起動した。
動作はまぁまぁ悪くない。動画はやや遅いかもしれない。
が、問題がいくつか。
USBマウスやキーボードは問題無く動作するが、
- 音が出ない
- Bluetoothが動かない
- タッチパネルが動かない
Bluetoothはなくても良い。音が出ないのはブラウザで情報を見たり電子書籍用として使えれば良いのでまぁ許容できる。が、タッチパネルが動かないのは致命的。
https://groups.google.com/a/chromium.org/g/chromium-os-discuss/c/-QgUN0QcfS4
上記サイトの情報を見ると Ctrl + Alt + T を押すとShellが開き、evtest コマンドを実行すると認識している入力デバイス一覧が出るらしい。
試してみた所、タッチパネルは認識していない様だった。Chrome OS Flex自体まだこれからのOSで、ビルドによってサポートされているデバイスは増えて行っているらしいので今後ドライバが追加される可能性はある。
自力でドライバを追加してOSをビルドする方法や開発中のunstableビルドを試してみる方法もありそうだが、そこまでやる元気はないので将来的にタッチパネルサポートが拡張される事を期待しつつしばらく様子を見る事にした。