バッテリー駆動で出来るだけ待機時の消費電力を抑える為、静止電流が低いレギュレーターを試す事にした。
TIのTPS7A02が60naや200na等静止電流が超低い製品であり、こちらを試してみる事にした。
https://www.digikey.jp/ja/product-highlight/t/texas-instruments/tps7a02-ldo-linear-regulator
サイズも小さくしたかったので、4-XDFNのパッケージタイプを入手した。自作簡易リフロー機を作成してからQFN-10のパッケージの半田付けも出来る様になったのでなんとかなるだろうと思っていたのだが、パーツが届いて確認したら予想より二回り小さかった。
1mm角で米粒より小さい。端子を目視するのも難しい。
QFN-10パッケージのパーツの上に余裕で乗ってしまう。飛んで行ったらもう見つけられない。
こんなもの半田付け出来るんだろうかと不安になりながら挑戦してみる。基板とステンシルはElecrowに発注。基板パターン潰れないかも心配だったが、ちゃんと出来てきた。
半田ごてで付ける事は不可能なので、基板の上にステンシルを重ね半田ペーストを塗る。
なんとか根性でテスト基板に半田ペーストを塗る事が出来た。
手をぷるぷるしながらピンセットで部品の向きを合わせ、上にそっと乗せる。
パーツをピンセットでつまむのも、向きを確認するのも一苦労。部品表面に恐らくなんらかの刻印もあるのだろうが、読めない。端子の一部に切り欠きがあるのでそれを手がかりに向きを合わせる。
簡易リフロー機で加熱する。
見た感じ、良さそうに出来た。
USB 5Vを通電し、3.1V出力を確認(3.1V変換タイプを購入)。
なんとか上手く行った。
まぁ、趣味の電子工作で使う部品ではないな。