最近機械式ストップウォッチやみがき職人(見習い)にはまりつつある筆者だが、研磨練習用にヤフオクでまたもや古いセイコー製機械式ストップウォッチを安く落札した。
まだまだ知識も経験も少ない見習いなので、参考程度に。
一周60秒/30分計、風防含め全体的に傷だらけである。
風防には傷に加え細かいヒビも入ってしまっている。
では早速研磨してみる。
まずは紙やすりで全体をやすり掛け。800番あたりから2000番までかけていく。プラスチックの風防もやすり掛け。サンエーパールで綺麗になる事を信じ、がしがしと。背面はルーターも使ってみた。
あまりやり過ぎると、メッキがはがれてしまうのでほどほどに・・・。金色部分が少し見えてきた。
仕上げにサンエーパールとセーム革で磨く。
裏側。細かい傷はまだ残っているが、あまりやり過ぎるとメッキがはがれてしまうので、とりあえずこの程度で。
そして前面を見た時・・・衝撃が。
なんじゃこりゃぁぁぁぁぁあ!?
思いっきりひび割れ取るやん。ヒビだらけやん。
ピッカピカなのに、ヒビだらけやん。
研磨中に力を入れ過ぎたのか、もしくはアルコールで拭いたのが悪かったのか。
・・・とりあえず、文字盤も汚れているので文字盤を掃除する。裏蓋同様、風防側もこじ開けで取り外しが出来る。
文字盤の汚れをごしごし・・・なかなか落ちないのでちょっとアルコールを付けてごしごし・・・
・・・またやってもうたorz
文字盤の白い部分がアルコールで落ちて下地の銀色が少し見えてしまった。
とりあえず、ピカピカにはなった。ヒビだらけだが、ピカピカだ。ピカピカだが、ヒビだらけ。orz
サンエーパール凄いよね。ピカピカ。ヒビは直せないけど。orz
綺麗になった所で先日見つけたびぶ郎+ソニーのマイクのやり方で歩度調整。
さて、ヒビだらけの風防をどうしようかと悩んでいると、アクリルを溶かして付ける最強?の接着剤、アクリサンデーと言うのを見つけた。瞬時にアクリル同士を溶かし、付けてしまうらしい代物だ。ヒビにも毛細管現象で浸透し、くっつける事が出来るらしい。
早速購入。ホームセンターのアクリル板コーナーの所に大抵おいてある。
容器と、注入器がついている。
まずは筆者大好物のrocherのチョコの容器のヒビ割れで練習。
なかなか難しい。ぽたっと溶液が落ちるとすぐにアクリルが溶け始めるし、ヒビも綺麗にならない。だめだめである。
・・・風防は硬そうだし、思い切ってやってみるか・・・。と思い、無謀にも風防にアクリサンデー投入してみる。
ヒビの上に垂らすと、すっとヒビの中に溶液が染み込む場合とそうでない場合がある。垂らしたらすぐティッシュでふき取る、を繰り返してみた。
表面も溶け、少し白濁する。
再度2000版紙やすりで磨いて、サンエーパールで研磨。
結果・・・まぁ、消えはしないが少しヒビは目立たなくなった。
違いが分かるだろうか。
瞬間接着剤等ではすぐに取れたり折れたりするアクリル材質の割れもアクリサンデーは溶かして付けるので強固に修復してくれるらしいので、アクリサンデーと言う製品を知る事が出来たのは良かったが、この風防のヒビはどうしたものか。
サンエーパール 【30g】 (時計風防用研磨剤) F21079
プロクソン ミニルーターセットMM100 No.28525-S
機械式ストップウォッチの記事、大変興味深く拝見しまました。
私もヤフオクでセイコーのストップウォッチ(88-5121T)を落札しました。
風防を綺麗にしようと思い、こちらのサイトにたどり着きました。とりあえず風防を外してみましたが、その際誤って針にリングを当ててしまいました。正面から見た限り曲がってはいないのですが、横方向から見ると中心から延びている針の先端付近は階段状に文字盤の曲がっていて、更に先端は少し上に反り返っています。この状態で風防を取り付けても針は干渉せずに作動しますので、特に問題は無いのですが、元々の針の形状が分からないので、少し気になっています。掲載されている画像と見比べて、ほぼ同じ機種の様に見えます。(風防のサイズは52・5mmです)もし可能でしたら、針の形状を教えてください。長い文章で恐縮です。よろしくお願い致します。
先程送ったコメントの中に間違いがありましたので訂正いたします。
誤 横方向から見ると中心から延びている針の先端付近は階段状に文字盤の曲がっていて、
正 横方向から見ると中心から延びている針の先端付近は階段状に文字盤方向に曲がっていて、
これでわかりますでしょうか?
http://nefastudio.net/res/sw_needle.jpg
とても分かりやすい画像ありがとうございます。
やはり曲げてしまった様です。