先日ディスプレイに電子ペーパーを搭載したM5Stack CoreInkと言う製品がスイッチサイエンスで発売され、早速購入して遊んでみた。
https://www.switch-science.com/catalog/6735/
1.54インチのモノクロ電子ペーパーとバッテリー内蔵、RTCもついているので時計を作るのに最適である。ブザーもついている点もなかなか良い。
電子ペーパーは電源オフでも表示内容が消えないので、1分毎に起動・画面を更新しスリープに入る動作をする事で、電池が長く持つ筈である。
と言う訳で、必要最低限の下記動作のスケッチを組んでバッテリーがどの程度持つか試してみた。
- 無線はオフ、時計は内蔵RTCを使用、スケッチ書き込み時に時計を合わせるのみ
- 1分毎にタイマー起動し、画面を更新、スリープ
バッテリーは390mAのリポバッテリーが入っているらしい。M5系は背面に磁石がついているのでホワイトボード等にもペタッとくっつく。バックライトは無いが、視認性は良い。
時計更新時は必要部分だけ書き換えている。今では電子ペーパーはさほど珍しくはないが、紙の様な表示が書き換わるのは見ていて面白い。
書き換わる様子をGIFファイルにしてみた。
11/21(土)の22時頃に電源を入れて放置開始。途中使う用事があったので数分ほどPCとUSBで繋いだが、それ以外はバッテリー駆動。電源オン時は上部緑色のLEDが点灯するが、見ていると1回の書き換えあたり大体2秒ぐらいかかっている様だ。
結果、11/29日(日)の22時過ぎに電池切れで停止した。約8日間動作したので、例えば半日に一回ネットから天気予報を取得して表示する様な使い方であればかなり長期間バッテリー駆動させる事が出来るのではないかと思う。一日一回面白いツイートやコピペをランダムに取得して表示する日替わりカレンダーの様なものも面白そうだ。
バッテリー切れの際には少し消えかかった状態で止まっていた。また、充電して再起動した際RTCはリセットしていたのでRTCもリポバッテリーで動作している様である。
M5Paperも登場したので、今後電子ペーパーも気軽に電子工作で使えそうである。
ちなみに5年ぐらい前にもArduinoと電子ペーパーで遊んでいたのだが、当時はディスプレイだけで1万以上とかなり高価であった。