以前Amazonで売っている小型の電気ヒーターをベースに、簡易リフロー装置を作成した。
最近手はんだは無理な小型部品で工作する事も多いので、ずっと活用している。
しかし、部品によっては高温に敏感(弱い)のか、失敗する事もある。最近半導体不足で一部電子部品が入手し辛い&価格が高騰しているため、失敗して部品が破損すると結構痛い。
ので、より成功率を上げる為リフロー装置を改良してみた。
ポイントは以下の点。
- ヒータ面に温度ムラがあるのでアルミ板を追加して少しでもムラを無くす
- 加熱しすぎない、良いタイミングで早く冷却する
電熱ヒーターは結構場所により温度ムラがあるので、アルミ板をかましてみた。また、リフロー装置は加熱後出来るだけ早く冷却した方が良いらしいので、ちょうど良い温度になったらアルミ板をヒーターから外して、ファン冷却する様にした。
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以前はサーミスタをヒーター付近に配置していたが、赤外線方式の温度センサーで上から温度を監視する様にした。
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ただ、赤外線温度センサーは色や対象物との距離により温度が上手く取れなかったりするので(特に反射するような物は苦手)、下に黒い紙を引いたり別の温度計と比較しながら微調整した。
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アルミ板には放熱を助けるため気持ちヒートシンクを取り付け。
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アルミ板のリフトにはサーボモーターを使用。リニアベアリングでスムーズに動く様にしている。
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Arduinoやサーボモーターの電源はヒーター内部でACを分岐し適当なACアダプターで5V変換する様にしたので、コンセントは1つで済むようになった。
実際の動作の様子はこちら。
まだあまり試せていないが、いい感じにリフロー出来る様になった気がする。