さぁ、楽しい時間はこれからだ。
MicroSliceの組立は、電子工作マニアが作っている事を前提としていないか?と思われる手順や工具の要求が多数出てくる。
最初に取り掛かる電子パーツは、ステッピングモーターの制御基板だ。
この基盤に、半田で足を付ける。
筆者は何度か半田ごてを買い換えてきたが、最終的にTQ-95と言うモデルが使い易く10年程前に買い換えてからはずっとこれを使っている。こて先も付属の物だったと思うが(もしかしたら別売りだったかも)、他のこてではすぐに半田がこびりついたり曲がったりとダメになってしまっていたが、このこて先はかなり長い事交換せずに使用している。細かい作業もこなし、ターボボタンも付いていてすぐに使えるのでお勧めである。
さて、この足であるがブレッドボードに足を配置して基盤を乗せると作業し易い様に設計してあるらしい。
確かにやり易いしブレッドボードも安い物ではあるが・・・一般家庭に半田ごてはまだしもブレッドボードまではそんなにないと思うぞ。それとも関西人に「たこ焼き器はどこの家庭にもあるんでしょ?」と聞いて「いや、そんなことないて。うちにはあるけど。」と答えるのと同じでブレッドボードも意外と持っているものなのだろうか?
ちなみに関西圏のうちにもたこ焼き器はある。ジョーシンで980円~1280円程度で売っている奴が使い易い。
次に、レーザーコントロール基盤にコネクターを半田付けした後、トランジスタ(多分)にヒートシンクを付ける。
のだが、このヒートシンク、そのままだと基盤と干渉するので少し切断する必要がある。筆者はルーターで切断しプライヤーで折った。
いよいよArduino基盤の登場。箱から取り出し、樹脂ネジで取り付ける。他の基盤も同様に取り付ける。
配線は付属のリボンケーブルを裂いたり切ったりするのだが、筆者は付属のリボンケーブルでは途中線が全く足りなくなってしまった。説明書にはどの程度の長さで切る、等細かく書いていないのだが、長めに切り過ぎていたとしても全然足りなかったので、もしMicroSliceをパーツ購入される場合同時に追加リボンケーブルもthelittlebox.coで注文しておく事をお勧めする(国内では類似はあっても同じケーブルが見つからなかった)。
リボンケーブルを分岐させたり結合する際に、熱収縮カバーを使用する。
これはその名の通り熱を与えるときゅっと収縮してケーブルを止める(保護したりそこから先に裂けない様にする)ためのものである。存在は知っていたが筆者はこのカバーを使ったのは今回が初めてである。なかなか便利で楽しいものである。
このカバーであるが、筆者はかなり昔(15年ぐらい前)に購入し放置していたガス式半田ごてが役に立った。当時物珍しさで購入し、パーツとしてホットブローが付属していて用途が分からなかったのだが、スポットで熱風を与えられるため、コードレスと言う事もあり熱収縮カバーを収縮させるのに今回非常に活躍した。
ここからはケーブルを裂いたり切ったり剥いたりかしめたりの連続である。レーザーのアナログコントローラーにつなぐ線だけdupontのハウジングのサイズが異なるので注意。
ひたすら配線してかしめて、たまにオスメス間違えてピンセットで抜いてかしめなおしての作業を行っていく。
コネクタパーツは余裕を持って入れてくれているので失敗しても安心だ。
と、調子よく作業していたのだが、説明書を見るために使用していたSurface2 Proがいきなりシステム更新で再起動した。
しかも、結構長い時間更新作業にはいりやがりましたので中断を余儀なくされた。自動更新を止めると手動で更新をかけるのが面倒だし、かといって自動更新にしていると勝手に再起動する事もありこの仕組みやめて下さいよマイクロソフトさん。
まだまだ続く。