7月に最初のAndroid Wearを入手してから4ヶ月(もう4ヶ月も経つのか・・・)、少しずつAndroid Wear搭載の端末も増えて来ており、中でもSonyのSmartWatch3が筆者的に本命のデバイスであった。Samsung製のは意欲が湧かないし、Moto 360は物は良いが壊れやすいと言う噂で常用するのは怖いし(開発に必要なので)、LG製のはデザインがイマイチだし、Asusのは可もなく不可もなくだったので、SmartWatch3は反射型液晶採用で電池の持ちが期待できる事とデザインが筆者的には好みであったため期待していた。心拍計が無いのが残念であるが。
発売延期等の話もありいつ発売されるのだろうと思っていたら、いつの間にやら国内販売11月28日でヨドバシオンラインやソフトバンク等のお店でも予約受付が始まっていた。ヨドバシで25,970円。SmartWatch2が14,000円ぐらい、そこそこの性能のAndroid端末が1万程度で購入できる現在、やや高めの値段である。
筆者はeXpansysで仮予約をしていて、eXpansysもそろそろ入荷するのかな?と思っていた所、10月30日にeXpansysから「Smartwatch3入荷しました。買うかどうか決めてね」のメールが。ヨドバシで約26,000円の中、eXpansys経由で購入すると本体(32,032)+送料(ヤマト1,600)+関税(1,300)で計34,932円もする。
一ヶ月待てば9千円安く入手できる。
が、
我慢できないダメな大人な筆者は一ヶ月が待てなかった。色々気になる点があるので早く実物も見てみたかった。(一応開発用にも必要なので・・・)。翌日LG G Watch Rも入荷メールが来て即確定したのは別の話。
30日夕方eXpansysにオーダー確定連絡。運送業者はヤマト。すぐに発送しましたのメールがあり、香港から発送。
11月1日本日の朝一でヤマトさん到着。早い!やるな、ヤマトさん。Fedexにも負けてないぞ。
早速開封。ACアダプターなんてついてないのに、eXpansysさんはいつも変換アダプターをおまけで付けてくれる。
ベルト部分のつなぎ目が無いスムーズなフォルム。ベルトはメタルバンドの様に一度調整した後は、手を通してパチンと留めるタイプ。
SmartWatch2との比較。液晶の面積は同じくらいだが、SmartWatch2が横に長くSmartWatch3は縦に長い(形としては正方形)。SmartWatch2は軽かったが、SmartWatch3は持つと少しずっしりする。SmartWatch3はロゴや画面下部のタッチボタンが無い。
厚みは同じくらい。質感はSmartWatch3の方が断然良い。ゴムベルトの素材もSmartWatch3の方がなめらかに感じる。
充電の口はSmartWatch2同様microUSBの口がついている。口の場所は本体裏側でシリコン素材のキャップがついている。他のAndroid Wear端末が専用の端子やQi、クレードルを使用しているので外出時に電池が切れたら家に帰るまで~終了~してしまうが、microUSBなら安心である。
ただ、クレードル方式は充電が楽だが、SmartWatch3はコネクターの位置的にもコネクターを挿すと言う作業的にも、他の端末より充電作業は面倒である。Nintendo DSの様にコネクターとクレードル両方対応して欲しいものである。
製品ページを見ていて気になっていた点その1。一体型なので市販の時計ベルトに交換する事は出来ないが、ベルト自体は交換が出来るらしい。と、言う事は本体が外れる構造なのか?と言う点。
・・・はずれました。
端の方から押し込むと簡単に外れるが、決して緩いわけではないので思わず落ちてしまう事はなさそうだ。
電源を入れてみるとAndroid Wearが起動するが、ここで思わぬマイナス点が。
写真では補正がかかって分からないが、色が結構黄色い。いわゆる良く言われる「尿液晶」である。SmartWatch2やLG G Watchを比較すると、Nintendo 3DSとNew Nintendo 3DSくらいSmartWatch3は黄ばんで見える。仕様なのか、もしかしたら筆者の端末がハズレ液晶なのか分からないが・・・。慣れれば気にならなくなるとは思うが残念である。
一枚目がSmartWatch2(左)とSmartWatch3(右)、二枚目がSmartWatch3(左)とLG G Watch(右)
Android Wearは単体ではほとんど意味が無く、Android端末と連携して使う。ペアリングすると本体側のリンク表示がSmartWatch3になる。
複数のAndroid Wearとペアリングしている場合、同時に使う事は出来ないが、右上のメニューから「新しいウェアラブルとペア設定」で接続先を選択する事で切り替える事が出来る(接続が切り替わるだけで設定はリセットされない)。
さて、2つ目に気になっていた点。SmartWatch3の液晶はSmartWatch2の様に待ち受け時はモノクロの反射型液晶になるのか?の点。
通常の時計画面はカラー液晶画面。
しばらくすると・・・ SmartWatch2同様反射型モノクロ画面に切り替わった。
他のMoto 360やLG G Watch等の有機EL系の端末は、待ち受け時完全に画面オフするか、うっすらと発光するため暗い所で目立ったり電池の持ちが悪くなっていたが、SmartWatch3の場合暗い所で目立つことも無く電池の持ちも良いのでこの仕様がSmartWatch2から引き継がれていて一安心である。待ち受け状態では暗い所では見づらいが、腕を傾けると点灯する点は他のAndroid Wearと同じだし晴天下での視認性は抜群である。
LG G Watch等は薄く常時点灯する(通常オフにも出来る)
モノクロ画面時は完全に表示が2値化するので、最適化されていない場合表示がややギザギザになる。
Matrix風時計を表示させると実用性は無いがかっこよい。
他の端末との比較。サイズ的にはどれもそんなに差は無い。
左からSmartWatch2、SmartWatch3、LG G Watch、Moto 360。
開発者泣かせなのはMoto 360。今後のバージョンアップで変わる可能性があるが、Moto 360は円形ディスプレイではあるが完全に円形ではなく、少し変則的な表示エリアを持っている上、Android Wearの内部処理で四角と円形ディスプレイの処理を分ける仕組みがあるのだが、なぜか今は四角ディスプレイ扱いの処理になっている。このため、アプリは四角と円形対応するだけでも面倒なのに、Moto 360専用の対応が必要になっている。
また、他の端末は物理的にPCとUSB接続する端子があるが、Moto 360にはPCと直接USB接続するコネクタが無く、開発時には必ずBluetoothを使いAndroid母艦経由でPCと繋ぐ必要がある。手順的にも速度的にも厄介なのである。また、Moto 360はQi方式の無接点充電であるが、充電中は専用表示となり、充電しながらデバッグが出来ない。面白いデバイスであるが面倒なヤツである。国内では某理由からおおっぴらには使えない点も面倒なヤツである。
解像度は320×320で、LG G Watchと液晶サイズはあまり変わらないが280×280の解像度に比べて高精細である。黄色いけど。
中身はAndroid Wearで特別専用のアプリも入っていないので特筆する事は無い。幾つか専用の時計デザインがある程度である。
LG G Watch Rももうすぐ入手するので、それぞれのAndroid Wear端末の特徴についてまた後日記事を書こうと思う。
後は適当に写真を並べておく。
LG G Watch等もファームのアップデートで電池の持ちが良くなってきているので、SmartWatch3も電池の持ちが楽しみである。
BION I’m impsdsree! Cool post!