工作品の小型化の為Arduinoの主要部品のみ使用したプリント基板を作成する事があり、その際マイコンチップはATmega328p-auを使用している。
パーツは秋月が安いので秋月で購入しており、ATmega328p-auは一つ230円である。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-04386/
安いが、送料がかかるので纏めて買いだめするので、10個買うと2300円+送料で2800円とそこそこの値段になる。
もう少し安価に購入出来ないかとAliexpressで検索してみた所、セール開催時だった事もあり10個で$10.80 + 送料$2.32で販売しているストアを見つけた。(記事執筆時点では$12.96+送料3.37になっている。)
https://www.aliexpress.com/item/33045654944.html
現在$1が107円、カード会社の手数料込みで110円として一つ145円程度。中華チップ系は偽造品も多く怪しいが、試しに注文してみる事にした。
そして到着し、リールの切り抜きだったので新品かと思ったが、中身のチップの刻印を見ると3種類が混在している。かなりアヤシイ。
刻印にはMEGA328P AU、AN、U-PHと書かれている。秋月から購入すると左のAUのものが送られてくる。
大丈夫か?と思い「counterfeit atmega328p-au」で検索すると、中華から購入したら「bootloaderが書き込めない」「bootloader書き込めたがスケッチが書き込めない」「フューズの設定が上手くいかない」「中身銅板が入っているだけで全く動かない」等の情報が出てきてさらに不安になる。
AitendoのQFPでいいの を使いbootloaderを書き込んでみる。
すると・・・
エラー orz ちょっと予想はしてたけどもしかして偽造品かー。とりあえず他のチップも試してみようと思い刻印の違う3種類を試すも3つともChip Error。
念のため秋月から購入したATmega328p-auを書き込んでみるとこちらもChip Error。
・・・あれ?と思い調べてみるとコネクターの接触が悪かった様だ。秋月ChipでWrite OKとなる事を確認した再度試すと・・・
ヽ(‘ ∇’ )ノ bootloader書き込み成功。最初 AN の刻印のチップはエラーが出たが、bootloader書き込み前のフューズ設定確認を無視したら上手く行くようになった。
bootloader書き込み後簡単なシリアル出力のスケッチを書き込み、動作確認してみた所10個とも問題無く動作した。
とりあえずbootloaderと簡単なスケッチの動作確認のみであるが、一応使えそうである。リールに異なるタイプのチップが混在しているのは怪しいが・・・。