3Dプリンターって、一体何に使うの?と思われる方も多いと思う。製品開発の試作モデルの作成やフィギュアやプラモデル作成の人にもベースとなるモデルを作ったりと言う用途もあるが、普段の生活でも一台あると何かと便利に使う事が出来る。
筆者の場合、3Dプリンターはもはや手放せないツールの一つとなった。「こんな形状のものが欲しいな」と思った物が簡単に作れ、実際の物となって出てくるのである。複雑な形状のものは難しいが、簡単な形状のものであれば数時間もあれば思い描いたものが手に出来るのである。これは凄いし便利である。
新しく作るのも良いし、これまでだと壊れてしまった際に交換パーツが無くて捨ててしまっていたものも補修する事が出来る。瞬間接着剤で直してみたもののすぐにまた壊れてしまった経験は誰にでもあるのではないだろうか。
今回は、筆者が3Dプリンターの活用により身の回りがちょっと便利になったものを紹介する。3Dプリンター興味があるけど用途があまり思い当たらない・・・と言う方の参考になれば幸いである。
まずは鉛筆立て。まぁ、簡単な基本型である。多色の色鉛筆から使用する色を幾つか抜き出して使用する際に一時置きとして使う為に作成。中にクッションを貼り付けているので、そのまま挿しても先が折れない様になっている。
筆者は文具も好きで多数ペンやシャープペンシル、ものさし等持っているが良く使うのは3本+ものさし1本で、毎回大きい筆立てから探し出すのが厄介だったので良く使うやつだけ立てておく筆立てを作成。最初斜めに置ける様デザインしたがイマイチだったのでやめた。
同居人用に作った別の筆立て。
子どもが傘の柄を折ってしまったので交換パーツを作成。最初オリジナルのサイズで作ろうとしたがプリントエリアに収まらなかったので3分割したが、アクリサンデーや瞬間接着剤や熱で溶かして接着を試みたが強度が出なかったので、少しサイズを縮めてワンピースで作成。infillを75%ぐらいにして強度を出して出力、なかなかいい感じに修理出来た。
写真立ての脚。折って立てるタイプだが、置いている位置が下の方だったので脚を付けてやや斜め上に向く様に設置。
筆を一時的に置いておくのに便利な筆置き(水に浸すが筆先は中に浮くので筆先が曲がらない)、使っていない筆を立てる筆立て、水切り用のパーツ。ベースの容器はダイソーで百円で打っているもの。
連結させてみたり。
ドライヤーをたまに落とす事があり、ドライヤーのノズルをこれまで3回も破損させてしまっている。材質が特殊で、接着剤で上手くつかないため買い換えていたが、ABSで代替品を作成。今のところ耐熱性も問題無く使えている。
キッチンの小物ブラシかけ。S字フックを使っていたが奥にかけてあるものが取りにくかった。
水切りかごに小さいまな板を置いているが、倒れてくるので倒れ防止用パーツ。
キッチンのツールスタンド。ごちゃごちゃしていたのでパーティション化するためにパーツを作成。ノギスで測って123D Designでモデリング、出力するが、一発でバシッと寸法が合うと気持ちが良い。
計量スプーンかけ。S字フックを使っていたが取りにくい・掛けにくかったのが使い易くなった。
他にも色々作っているが、こんな感じで身の回りを少し便利にしたりちょっとしたものの修理に便利に使う事が出来る。3Dプリンターはメンテナンス整備やモデリング技術が必要等まだまだ誰でも簡単に使えるものではないが、使いこなせればこんなに便利で工作の幅が広がるツールは無いと思う。
数年後にはもっと精度が良く出力が速く、素材が安く変える3Dプリンターが多数出てくれていると嬉しいのだが・・・。
ひさしぶりー。
3Dプリンタってなかなかよいものですなぁ。
欲しいがそれ以前にいろいろ金掛かって買えねぇ(笑)