明けましておめでとうございます!21世紀も3年目、2003年になりましたね。今年もよろしくお願いします。
ここのページを見てくれていると言うことはしっかり文面まで読みわざわざパソコンを立ち上げアクセスまでしてくれたと
言う事で、ありがとうございます。
知り合いの中には年賀葉書が年一回の生存確認(笑)の通達と言う事もありますので、力を入れて書くようにしています。
数多くの年賀葉書が届く中、いかにオリジナル性を出し「数秒以上見てもらう」事が出来るかを考え気合を入れて作っています。
さて、この年賀状がどのようにして作られたのか、簡単ですがお見せしましょう。
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案を練ります。どのようなデザインにするか、どのような構図にするか試行錯誤を繰り返します。日本は干支があるので大きなテーマは
決まる点は助かりますよね。デザイン案は愛用のPDA、Genio上で作成します。
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今年は3Dを多く含めていますが、3Dだけでは味が無いのでオリジナルキャラクタも入れています。漫画の原稿用紙に鉛筆で下書きし、
Zebra Gペンでペン入れ後消しゴムをかけます。
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描いた絵をスキャンします。スキャンの解像度は300dpiで、CGは1600x1200ぐらいのサイズで作業をしています。
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スキャンで取り込んだ後レベルを調整しペン線が綺麗に出るようにした後ごみを消します。ごみを消した後、タブレットを使い色を塗ります。
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色塗りにはAdobe Photoshop 6.0を使っています。レイヤを使い、色を塗っていきます。同系統のエリアを選択→色を塗る→合成→色補正、修正と言った感じで進めていきます。
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今回の羊は3Dで描かれています。Shade 6 spiritと言うツールを使い、羊をモデリング・レンダリングしています。
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羊のデザインの元ですが、毎年良く書店で見かける年賀葉書用素材集がありますよね。それを元にしています。今年はImpress社から出ている物を購入しました。羊のデザインはこの雑誌に掲載されているものを元にし、後で合成する文字もこの素材集から使っています。
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羊は3Dモデリングを先にしているので、3Dモデルを元に2Dの墨絵を作成しました。3Dモデルの側面図を元に、Photoshopでパスを使い線をなぞり黒で塗りつぶし墨絵を作りました。
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絵馬に貼り付けるため、さらに文字等を追加します。「未」の文字や右下の判は上記素材集から持ってきています。
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絵馬を作成します。これもShadeで作成しています。
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3Dで作成した絵馬に、2Dのイメージを貼り付けます。3Dの段階で貼り付ける事も出来たのですが、位置合わせ等難しいので後からあわせました。
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熊手もShadeで作成しています。鯛やおかめのテクスチャはインターネットのGoogleでイメージ検索し出てきたものを使っていたりします。鯛など、かなりリアルに作ってあるんですけどねぇ・・・。小さくて見えませんねぇ(笑)
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出来上がったパーツを配置し、葉書に収めていきます。これは最初に考えていた案で、キャラクタが熊手と絵馬を持ち、絵馬から未が飛び出し立体的になっていく、と言うものでしたが構図や色配置もいまいちだったのでやめました。ここから再び再構図に悩みました。
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分かりづらいですが、完成した葉書右側、未の下に電子回路の模様を施してあります。この模様は趣味でWinBoardと言うソフトで作った電子基盤の回路図のスクリーンショットを取り、使っています。
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パーツを構成しなおし、文字を配置し、文章を追加します。文字は上記素材集から持ってきています。そして、いよいよ完成です!
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色や構図のバランスを調整したら、完成です!この状態でしばし堪能します。
年賀葉書の作成工程をおおざっぱですが紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?楽しんでいただけたら嬉しいです。
最後に、おまけとして親戚向けのやや堅いバージョンも載せておきましょう・・・(笑) 年によっては複数バージョン存在したりします。
それでは、良い1年でありますように!
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